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10.03.2017

睡眠不足にはアロマセラピーがおすすめです。

皆さんは好きな香りを嗅いだ時に良い匂い、癒されると感じた事はありませんか。ふと香った香りが懐かしく感じた、嫌なことを思い出した経験がある方もいるのではないでしょうか。香りは人間の感情や記憶に関連して多かれ少なかれ体に影響を与えています。アロマセラピーではそんな人間の特徴を活かしてリフレッシュ、リラックス効果をもたらすことを目的に行なわれています。疲れを癒すために睡眠前にアロマオイルでアロマトリートメントをしたり部屋にアロマディフューザーを置いたりする人が増えています。その背景には自分の好きな匂いを楽しむためだけではなく気持ちを落ち着かせるため睡眠の質を上げるためといった目的があるのではないいでしょうか。


では、なぜ香りを嗅ぐだけで癒され睡眠の質が上がるのでしょうか。ストレスが溜まったらマッサージや温泉に行ったりして癒されることが代表的ですが時間がなくてなかなかいけないことが多いですよね。そんな時に自宅で気軽にできる方法としてアロマの活用方法をご紹介いたします。


アロマが睡眠に与える効果についてまずは、アロマの香りがなぜ効果があるのかそのメカニズムについて2つ説明したいと思います。香りが脳へ伝わり感情、本能へと移ります。人間は香りを嗅ぐと大脳辺縁系に伝わります。この大脳辺縁系とは情動、意欲、記憶、自律神経に関わっており本能と大きく関わっています。また嗅覚は他の五感(視覚、聴覚、味覚、触覚)と比べ嗅神経から直接伝わるので香りはダイレクトに生命維持に必要な感情、本能に作用します。又、自律神経を支配する視床下部とも関連しています。視床下部では生命維持に欠かすことのできない体温、水分、血圧、睡眠のリズム、呼吸等様々な働きをしています。つまり香りは人間の感情に加えて身体の器官にも影響を及ぼしているようです。


アロマは自律神経へ働きかけます。自律神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経は活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時に働きます。副交感神経は休息している時、睡眠時等リラックスしている時に働きます。1日の割合としては活動がしやすいように日中に交感神経が優位であり夜は日中の疲れを回復させるため副交感神経が優位に働いています。香りは交感神経、副交感神経のどちらにも作用します。つまり副交感神経に働きかけリラックスさせる効果のあるアロマもあれば自律神経に働きかけリフレッシュ、スッキリした気分にさせる効果があるといわれています。睡眠誘発には副交感神経に働きかけるアロマが有効であるとわれています。しかし副交感神経に働きかけるアロマの香りでもひとそれぞれ好みがあります。自分自身がいい匂いと思わない香りであれば体は不快と感じて癒されません。なので自分が好きな香りを利用しましょう。


アロマが睡眠に与える効果があるのか説明いたします。先程と説明したように香りは感情と本能、自律神経この2つに作用します。つまり睡眠に効果をもたらすという事は感情と本能を静めてくれ自律神経では副交感神経を優位にすることで睡眠の質が上がる事に成るのです。睡眠の質が上がるといってもリラックス作用はあっても睡眠中はあまり関係がないのです。熟睡時に香りがしても気づかない事が多いと思います。睡眠前にストレスを感じたままでは交感神経が優位になりなかなか寝付けないためその状態を改善する事を目的に行うのです。睡眠にはアロマトリートメントでリラックスしていただく事をおすすめします。